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富士フィルムさんのカメラを全種類順番にレンタルしてみることにしました。
毎週毎週カメラを借りに来たらさすがに顔を憶えられてしまうかもしれませんがお構いなしです。
X-T2を借りた時は在庫がなくなってしまうのを危惧して、富士フィルムサービスステーションがオープンして間もなくレンタルしましたが、在庫が十分にありそうなのでお昼ごろ行きました。
X-T20の在庫がありましたので借りることができましたよ。
今回はX-T20がどんなカメラなのか?詳しく解説してみようと思います。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T20 レンズキット ブラック
この動画ではFUJIFILM X-T20の操作方法を解説してくれています。かなり詳しく解説してくれているので X-T20をこれから購入しようと考えている方はぜひ視聴してみましょう。
富士フィルムのカメラレンタルの手順はレンタルしたいカメラとレンズの札を取ってスタッフさんに手渡します。
レンタルの手続きには運転免許証とクレジットカードのコピーを求められますので持参していきましょう。
やっぱり毎回必要みたいですね。
本当はX-Pro2を借りたかったのですが、在庫がなくてX-T20をレンタルすることにしました。
人気機種は在庫がなくなるのが早いので、心配な方は朝早めに行ったほうが良いです。
あと、土曜日にレンタルする人は返却が日曜日になる方が多いので、日曜は午前中に行っても在庫が少ない場合が多いそうです。
X-T20と一緒にレンタルしたレンズは単焦点レンズ2本です。XF35mmF1.4 RとXF35mmF2 R WRです。
焦点距離が同じだけど絞り開放値がひと絞り分だけ異なるレンズです。
どちらを購入するほうが良いのか悩むと思いますので、この二本のレンズを比較・検証してみようと思います。
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR
それではX-T20の操作性を検証してみましょう。
X-T20には電子ビューファインダー(EVF)が備わっています。
EVFに目を近づけるとセンサーが感知し、液晶画面が非表示になります。
これ、EVF初めて使う人は驚くと思いますが、液晶モニターが壊れたわけではありませんので安心してください。
EVFの視野は広く、表示の遅れもそんなに感じませんでした。
では次にダイヤル周りです。
シャッタースピードのダイヤルが上部に用意されていますが、背面のホイールでも設定変更することができます。
さらに右には露出補正ダイヤルが装備されています。
シャッタースピードは最速1/4000秒まで速めることができ、「A」に合わせるとシャッタースピードオートに切り替わります。
さらに左側にはモードダイヤルがあります。
動画モードの切り替えはこのダイヤルで行います。
X-T2と違うところは左上部分にISO感度ダイヤルが装備されていないことです。
ISO感度の設定はメニュー画面を使って設定しますが、クイックモードですぐに呼び出すことができます。
慣れたら問題ないと思いますが、やっぱりX-T2のようにダイヤル操作で設定できるほうがやりやすいですね。
ISO感度を選択し、右上のホイールを回すことで変更ができます。
左側のダイヤルにはツマミがあり、これを矢印方向に動かすとボディからストロボが飛び出してきます。
結構勢いよく飛び出してきますのでびっくりしますよ。
レンズ横のツマミはオートフォーカス・マニュアルフォーカスの切り替えです。
Cは「コンティニュアスオートフォーカス」です。
動体に追尾してピントを合わせ続けます。
接続端子は上からマイク端子(2.5mmピンジャック)、マイクロUSB端子、HDMIマイクロ端子があります。
ちなみに富士フィルム X-T20にはイヤホン端子がありません。
なので動画撮影のときにモニターできないのが残念です。
次はバッテリースロットです。
バッテリースロット内にSDカード挿入口があります。
X-T2はダブルスロットでしたが、X-T20はシングルスロットになっています。
普通に使う分ではシングルでも十分なので問題ありません。
それではXF35mmF1.4 Rを装着してみます。
まずはオートフォーカスのスピードや駆動音を確認します。
こちらの動画は富士フィルムのサービスステーション内で撮影テストしたものです。
XF35mmF1.4 Rはピント合焦スピードはそれほど遅くないものの、レンズ側の駆動音は結構大きな音がするという印象があります。
焦点距離は同じ単焦点レンズですが、F値が異なるレンズ FUJINON XF35mmF2R WR を比較してみます。
ピント合焦スピードはXF35mmF1.4 Rと比べてほとんど変わらないか、少しXF35mmF2R WRのほうが速い感じ。
でも大差はありません。
それよりもAFの駆動音に顕著な違いがあります。
XF35mmF2R WRはAFの駆動音が静かです。レンズに寄ってみてもほとんど音が聞こえません。
それでは次に実際に撮影したもので比較しましょう。
お見せするほど大した写真ではないのが申し訳ないですが、大阪 日本橋の街並みです。
同じ位置からレンズ交換して撮影しました。
露出が微妙に違ってしまい、描写は比較しにくいかもしれません。
単焦点レンズの得意な距離で撮影してみることにします。
やはり最大絞り開放値1.4で撮影できる点で、ボケ感は全く違うものになります。
F値は1になると一絞りだけでもかなり変わります。
むしろボケすぎてピントのコントロールが難しく、オートフォーカスで撮影するにしても難易度が高いと感じました。
しかし慣れたらとてもいい感じの写真が撮れそうです。
いい意味でも悪い意味でもじゃじゃ馬でキマったときの快感が忘れられなくなるレンズです。
あと、レンズの仕様通りでXF35mmF1.4 Rのほうがちょっとだけ寄れます。
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
では絞り最大開放値F2のXF35mmF2R WRはどうでしょうか。
ボケ感はXF35mmF1.4 Rよりもまろやかですが、決してボケないわけではありません。
ピントフォーカスの扱いやすさはXF35mmF2R WRのほうが優れている感じです。
これはレンズの性能だけではないのですが、発色がキレイで黄色とか撮るとビビッドないい色のりで私の好みです。
ギリギリまで寄ってみました。十分にボケ出ますよ。
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF2R WR
こんな感じ!
X-T20は発色がよく、キレイに撮れる良いカメラです。
特に単焦点レンズで撮影するときの色のりや強力なボケ感はトリコになりますよ。
難点を上げると、握りが浅いのでカメラを落としそうになる点です。
この形のカメラ特有の悩みですね。
レンズは今回二本の単焦点レンズを比較できました。
扱いやすさではXF35mmF2R WRですが、クセがあるけど XF35mmF1.4 R の美しい描写も捨てがたい。そんなフジノン単焦点レンズでした。
次はX-Pro2借りれるといいなー。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T20 レンズキット ブラック